待ったなしの支払手形の発行
会社を倒産させない努力
昔からある会社は 資金繰りを支払手形に依存しています。
手形期日に資金がなく 手形が当座預金から引き落としされなければ
銀行取引が停止され 会社は倒産します。
手形の本では 2回目の手形の不渡りで会社倒産と書かれているものも
ありますが 事実上は 1回目の不渡りで信用を失い、銀行は保全に走るために
倒産します。
融通手形
融通手形とは 取引先と共謀して 同じ金額の手形をお互いに
発行して交換することです。
その手形を銀行などに持込割引してもらうのですが、
相手の手形が引き落としされなければ、銀行から買い戻さなければ
買い戻すことになり、必ず連鎖倒産します。
融通手形の申し出は断ってください。
支払手形をやめる方法
支払手形を発行しないメリットは 無数にあります。支払手形は
一種の麻薬ですので支払手形の発行はやめるべきです。
手形を受け取る方にとっては 何にも受け取とらずに 未回収の状態より
手形を裏書して支払資金にできます。
支払手形をやめると決めたら 取引先にアンケートをとります。
今まで3月後の15日期日の支払手形を渡しているなら
① 期日据え置きの現金払い
② 締め切り30日後の現金払い ただし 割引料年3%
のどちらが良いのか聞いてみます。
集計結果は
① ② のどちらでもなく 今までどおりに手形の受け取りが良いと回答が帰ってくるはずです。
しかし
取引先には バカ正直に集計結果を報告するのではなく
みんな ①の据え置き現金払いが良いと 回答がありました。
②の割引料が高いが すぐ現金が欲しいと取引先もあります。
社長のところだけ 手形を渡すわけにはいけません。
ご協力くださいとお願いします。
努力が実と 支払手形はなくなります。
タグ
2012年11月25日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:所長のメモ帳