貸借対照表 月次推移
貸借対照表は 会社の履歴がのこります。
男の顔は 履歴書という人もいますが、
貸借対照表は 会社の履歴書です。
社長が 設備投資しようとすれば
機械装置が 増加します。
銀行から借入ると負債が増加します。
仕入や外注費の支払が遅れ出すと
買掛金が増えます。支払手形を
振り出したりします。
売上が増える分以上に売掛金が増えると
資金が不足します。
銀行が融資をする際には 貸借対照表は 損益計算書の
裏付けとして重視されます。
● 架空の資産が無いか
● 売掛金の回収が早いのか?
● 仮装経理を行っていないのか?
判断します。
● 役員貸付金があると融資に不利に働きます。
役員貸付金は 文字通り 会社が社長などに貸付けたお金です。
社長に仮払いしたお金が精算されなかったり、社長が使い込んだ
お金と判断されます。
粉飾決算を過去に行ったと判断されることもあります。
社長貸付金は 社長が会社に返済しなければいけない
お金です。しかし このような会社は 社長に財産が無く
返済することのできない不良資産となっていることが
多いです。
毎年 社長貸付金が続ける会社は 倒産します。
以上が 銀行の判断です。
不良資産の整理
貸借対照表は 時間の経過とともに不良資産が増え続けます。
売掛金の回収が怪しくなってくると 売掛金が回収できなくなります。
赤字決算を黒字にす方法をご存じですか?
たった一つの仕訳を増やすだけです
売掛金XXX / 売上XXX
もう一つは
在庫の水増しです
商品 XXXX / 期末商品棚卸高XXXX
毎年 赤字決算を 黒字にしていると
売掛金と 商品の残高が増えます。
回収できない売掛金は
架空の現金となり 役員貸付金などに 化けていきます。
強気の経営者
強気の経営者は 不良資産を嫌いますので
赤字決算を気にしません。
弱気の経営者
銀行の顔色を伺いながら
不良資産を計上し続けます。
貸借対照表が 会社の履歴書です。
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2012年10月23日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:月次顧問報告