未来会計 ストラック図
自分の会社の目標利益を出すのに
いくら 売上が必要か 計算したことが
ありますか?
単純な 計算式ですが 有効的に
使えます。
必要売上高の計算
(目標利益+固定費) ÷ 粗利益率 = 必要売上高
となります。
利益を上げるためには
①売価を上げる
②数量を増やす
③利益率を上げる
④固定費を下げる
4つの 戦略があります。
ストラック図の利用
計算を容易にするために ストラック図を使うと理解が早いです。
①はじめに 変動損益計算書を作る必要がありますが
簡易的に 損益計算書でも 計算は可能です。
その場合は 変動費は 売上原価を使用して簡易に計算してください。
② 変動費 売上に連動して発生する費用です。
仕入や 材料費 材料消耗品 梱包費 外注費なども含まれます。
売上高- 変動費=粗利益
粗利益-固定費=経常利益 これを目標利益に置き換えます。
③ 目標利益 + 固定費 =目標の粗利益になります。
当たり前ですね!!
④ 変動費率 は 変動費/売上高になります。
⑤ すると 粗利益率は 1-変動費率 です。
⑥ 計算を容易にするために 数字を入れます。
売上高 100円 変動費70円なら
70/100で 変動費率 0.7
粗利益率 1-0.7=0.3
100-70=30円が粗利益です。
⑦ 固定費が 20円 だとすると 経常利益は 30円-20円の10円です。
話を進めましょう
今 の経常利益を10円を 30円にするためにはいくらの
売上高が必要でしょうか?
利益が 3倍になるので 3倍の売上高の300円ではありません。
⑧ 計算
(30円目標利益+固定費一定20円)÷0.3=167円の売上高です!
こんな感じで未来を予測します。
自社の 数値を使うと よく理解できると思います。
戦略
①売価を上げる
②数量を増やす
③利益率を上げる
④固定費を下げる
など どんどん 条件を変化させて計算していきます。
人件費は 経費の大きなウエイトを占めますが
同業種と比較して 下がりすぎると
会社の志気にかかわるのでよくありません。
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2012年10月23日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:月次顧問報告