月次試算表 前年 前々比較付き
融資の際に 提出を求められるのが試算表です。
損益計算書の各科目の中で 銀行はどこを見ると
お思いでしょうか?
1 売上高
2 粗利
3 役員報酬
の順番だそうです!
貸借対照表と比較しながら さらっと数値を見ますが
売掛金 受取手形 現金 などの数値が 急増していると
いくら売上が上がっていても おかしな事をしていると勘ぐられます!
役員報酬ですが 役員報酬が前年と比較して増加していれば
強気の経営 減少していれば弱気と判断されます!
なぜかって
会社の経営者は 会社で利益を出すことを嫌う傾向にありますから~
会社の税金と 役員家族の税金のトータルで節税対策を考えますから
役員報酬は ご存じの通り 定期同額で 毎月一定にしないといけません。
事業年度がスタートして 経営者の 強気 弱気があらわれます。
強気の経営者
前年利益操作(合法的な方法)付けが翌年に利益となって現れますので
次の年の役員報酬の増額します。 どの先生もパターンは同じですね!
弱気の経営者
逆に 翌年 赤字対策で利益を出そうと苦労した会社は 次年度の
役員報酬を引下げるなどおこないます。
会社が危ないとき
すなおに 役員報酬を引下げている間は会社は大丈夫ですが
役員報酬を下げる限界点に達すると 役員報酬は下がりません。
そのかわり 仮装経理に手を染め始めます!
税務署がよく見るところ
税務署は原価率を重視して 売上除外を探し出そうとします。
同業他社 や 月次推移を比較検討します。
利益操作が合法的なのか 棚卸資産の表などみます~
立場が変われば 損益計算書の見たかが異なります。
経営の重点
売上は 単価 X数量 です
市場の競争が始まると 単価が下がりますので 数量でカバーしないと
前年の売上を確保できません。
次は 粗利の確保です
仕入原価 コストの見直しです。
自社の強みを生かすのが経営のポイントです!
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2012年10月23日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:月次顧問報告